渡米して就労。渡米して起業。最近の事情についてのメモ
web/it/ハイテク系業界限定
- 他業界よく知らない
- 向こうの大学出てインターンして職にありつくとか、日本とアメリカにオフィスある会社入ってうまいことアメリカオフィス配属に持ってくと、アメリカ企業に投資するとか、アメリカ人と結婚するとか、DV当選とか、定番トピック。
- 自分の知識でアップデートされた部分はない。割愛
アメリカのスタートアップで働きたいとき
- 数名チームで資金カツカツでやってるのにビザ取得のサポートしてくれるのかその辺の事情がよくわからん
- 渡米してくれるエンジニア募集をtwtterが最近してて「ビザサポートするよ」と明記。だがこういう求人は例外的
- その辺の事情についてinformativeなHacker Newsスレッドが最近立った
アメリカで起業したいとき
- グリーンカードのない移民に労働ビザ出してくれるのかが問題
- 前は厳しかったらしい。最近変わった(政府が方針変えた)らしい。WSJによると
政府のビザ発行
- 事務手続きの細々した点。割愛。よく知らない
- ビザ発行の政府の方針のようなもの。
- 「とりあえず国益第一」ということを再確認できた
政府のビザ発行のポリシーにある「国益第一」
- H1-Bビザ
- アメリカ企業で専門職で働くときに使われるビザ
- アメリカ市民の職を奪わないかどうかで国益に適ってるかチェック
- 職場に通えるところに住んでるアメリカ人でもできる仕事なら彼らを優先して雇用すべきだから
- EB-2ビザ
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- 渡米して起業するときに使われるビザ
- 結構厳しかったらしい。会社への投資と経験という曖昧な判定基準。これが最近変化
- 国益に適う起業家には積極的に発行していくことになった
- 経済復興の一環として実施
- アメリカ社会に有益な雇用を創出するなら、その起業家は国益に適う、と
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Miriam Jordan「アメリカ政府が雇用創出してくれる移民をサポートします」(WSJ)
- 2011.8.2のWSJの記事
- U.S. to Assist Immigrant Job Creators - WSJ.com
以下斜め読んだ内容
- アメリカ経済を復興させるための手段の1つとしてオバマ政権が目を付けたのが渡米した起業家
- 8.2に移民局の局長(Alejandro Mayorkas)がアナウンス
- 主にハイテク業界でスタートアップ始めたい人を法的サポート
- 法的な居住の許可
- グリーンカードの取得
- スタートアップのビジネスがアメリカの国益に適うなら。これがサポートの条件
- 主にハイテク業界でスタートアップ始めたい人を法的サポート
- アメリカ企業からのオファーレター無しでもアメリカで合法的に働く道が作られたことを意味する
- アメリカ大卒・院卒の人による最近有望なスタートアップが続々とアメリカ国外で創業されてきている
- 起業家の国外流出の原因は労働ビザと永住権をアメリカで取るのが難しくて断念するケースが多いから
- 有益な有能な起業家をアメリカへ誘致したいというのが主旨
- 方針転換によって、移民によるスタートアップ起業が数万社になり数十万名分の雇用創出効果があるはずと見込まれてる
- 方針転換に議会承認や移民法改正は不要なのもポイント
- ビザの分類の整理やビザ発行プロセスの迅速化に取り組んでる
- これまでの状況
- 移民起業家によるビザ取得の条件が、アメリカ企業からのオファーレターだった
- EB-2ビザ見直し
- オファーレター抜きでもEB-2ビザ取得できるように変化
- 彼らのビジネスがアメリカの国益にプラスであることが立証される必要はあるが
- H1-Bビザの見直しも。緩和された
- 移民起業家がよくアメリカでビジネスするのに使ってた期限つきビザ
- 一人スタートアップの起業家でも出資者や取締役の承認があればH1-Bとれるようにしていく
- EB-5も見直し。緩和された
- 投資家とその家族向けのビザ
- 50万ドル以上の出資、10名以上の雇用創出があればビザ発行
- ビザ発行プロセスの迅速化
- スタッフ増員
- 予想される影響
- H1-Bビザへの需要は今後下がる
- 2012年度分のH1-Bビザの枠は6.5万名
- 7/22時点でまだ2.12万名分つか発行してない。昨年同時期で2.6万なので少し減ってる
- 高額だったビザ取得費用も変わるはず
- 代替起業候補場所だったインドの外国人起業家にとっての価値も変わる
- H1-Bビザへの需要は今後下がる
- アメリカでの起業を断念した起業家の事例
- インドで起業した人
- Nachofoto.com by Anuj Agarwal
- 渡米してSouthern California大でコンピュータサイエンス修士号とった
- Anujの労働ビザにNGが出た。今後雇っていくスタッフでも同じことが起こると危惧してインドで起業
- ポルトガル人の起業家
- Norberto Guimaraes
- H1-Bビザが切れ、次のスポンサー企業を見つけれなかったので帰国
- California大BerkeleyでMBAコースいるときに作ったスタートアップのスポンサー企業を探しててだめだった
- 2010年帰国
- 2011年になんとかスポンサー企業みつけて再渡米できた
- インドで起業した人
evjan, et al.「スタートアップは僕のVisaのサポートしてくれますか?」(ASK HN)
- Hacker News | Ask HN: Would a startup sponsor my visa?
- カナダとオーストラリアの人限定のビザがある話とか、サポートしてくれたスタートアップがいくら払ったとか、サポートしてくれたorしたよ、という経験談とか盛りだくさんのスレッド
以下斜め読んだ内容
トピ主(evjan)質問
- 渡米してくるエンジニアのために就労ビザ取るの手伝ってくれるのか疑問
- 数名で動いてるスタートアップにとって結構負担じゃない
- 面談のために渡米も時間と金が大変。skype面接で採用された人いるか?
- 経験談求む
リプライ from 雇われた側。ビザのサポートしてもらった側
- h1-b取得サポートしてもらった。何日も弁護士と電話やフォームのやりとりしてて大変そうだった(duke_sam)
- 解雇されるor会社潰れるになったら次の企業とh1-bビザゲットしないと即国外退去。この緊張感は継続する。アメリカスタートアップは別の惑星の出来事のようにエキサイティング
- オーストラリア人限定だが、E3ビザあり。h-1bより簡単
- e3ビザホルダーがたくさん登場。割愛
- カナダ人ならI-84ビザがあってこれもh1-bより簡単
- 割愛
- h1-bビザサポートしてくれたAcademia.eduで働いてる
- http://foundation.logilogi.org
- 5人のスタートアップ
- ちなみに現在求人中
- NYでサポートしてくれるスタートアップ探してるけどまだみつけてない人(geekam)
- 苦労話(keyle)
- 2001年にヨーロッパでた。面談0勝77敗、3ヶ月無給でインターン、インタンーン後終了後にオーストラリアで仕事得た。
- インターンとして渡米(j-1ビザ)し半年働いた。インターン終了後にフルタイムのオファーもらった
- 1-bビザのスポンサーになってくれた(d99kris)
- ただしスタートアップじゃない。人事部のある規模の会社
- インターン後シンガポールにいって、その後スウェーデンへ帰国したので自分はh1-bは使わずじまい
- シンガポールの労働ビザ取得はとてもスムーズ。アメリカのの大変さと対照的
- Philadelphiaのスタートアップからオファーもらったヨーロッパ出身
- 給料安かった。
- (補足)この会社をスポンサーにh1-bビザとれたのかわからない
- UKから渡米。18ヶ月j-1ビザ。その後h1-bビザを6年。結婚を期にグリーンカード獲得(lee337)
- 4人だけで資金も最低限しか調達してないスタートアップからサポートしてもらってる(ipster)
- いい人材であればサポートしてもらて仕事を得るのは可能
リプライ from h1-bのサポートしたスタートアップの中の人
- VeerWest.com / FormAssembly.comのファウンダー
- 今外人2名のh1-bビザのスポンサーになって取得手続き進めてる
- うちは小さいスタートアップ。だが、h1-bのスポンサーすることは可能
- 手続き費用は確かに高い
- 事実かどうかは??自分の理解ではの話
- この費用を採用する外人に負担させるのは違法だったはず
- ビザ手続きに費用かかったこと理由に年俸下げることはできない
- h1-bビザ申請書類で初回年俸の額を記入してるしてのるので変更できない
- オファーレターの年俸が安かっら、まず申請は通らない
- 専門性の高い希少な労働力であるべしというh1-bビザの要件をクリアできない
- 今回申請してる外人2名とは既に数ヶ月一緒に仕事してる
- (補足)インターンorリモート?この点不明
- Auctomatic.comのファウンダーの一人
- YCから2006年に出資うけたことあり
- 欲しいエンジニアのスペック持ってるなら雇うよ
- NYでビザサポートしてくれるスタートアップ探してる人(geekam)へのリプライ
- nondifferentiable.com
- VPやった前の会社でビザのサポートやってた。第2ラウンドの調達の後で
- 負担できるコストの限度がないわけじゃないが、あまり問題じゃない。余裕があればやる
- http://careers.thinknear.com
- 現在募集してる。ビザのサポートもする。
就労ビザorh1-bビザ全般
- アメリカ人の雇用機会を侵害しないことが大前提
- アメリカン人から調達しがたい人材であることが要件
- 実務経験or未経験採用だと当然ビザ取得のハードルが高くなる
- h1-bビザ年間発行数は固定(6.5万)
- ベイエリアのスタートアップなら過去にビザのサポートの経験ゼロでも、ビザ取得手続きの経験豊富な弁護士のツテをもってる
- h1-bビザ発行のいいタイミング
- 5-6月に申請、9月に発行
- ビザは毎年申請。年度の区切りが夏なので発行が4-5月だと数ヶ月で同じことを繰り返す羽目に
その他
- h1-b取得コストは最大で8kドルだった
- 初回年俸が80kドルなら年俸の1割に相当
- (補足)数字のソースがわからん
- アメリカオフィスのある会社で働き、L1ビザ(駐在用ビザ)で渡米というパターンもある