Joshua Green「大量の献金を獲得したObama陣営のメール最適化」
- businessweek.com 2012.11.29の記事
- 更新:数字の桁がおかしかった
- 690万ドル =>6.9億ドル。など
- via id:okemosさん
- 更新:I will be outspentの意味の取り違い
- 「支出が大杉」じゃなく「金遣いで負けてる」
- これもvia id:okemosさん
The Science Behind Those Obama Campaign E-Mails - Businessweek
- 大統領選でObama陣営はメールをa/bテスト使って最適化
- オンライン経由の献金の大半をメールから獲得
- 件名別成績とか
- 大量に送りつけても実害ゼロだと分かったとか
- 親父から「スパムだろ」と文句言われたくらいだ、とか
- 「見た目最悪」なデザインが一番献金してもらえてショックだった
等々を、中の人への取材を元にまとめててわかりやすい
以下斜め読んだ内容
- 今回の大統領戦選挙の特徴の1つは、Obama陣営が手がけたメール戦略
- Obama陣営が送ってくる件名がちょっと変わってた
- 「夕食でもどう?」
- 「公式には終了」
- 「こうせなアカン、ってことやないから」
- 「Wow」
- daily showのjohn stuartは番組でネタにするくらい
- だがObama陣営のメール戦略は大成功
- オンラインでの寄付金は、690万ドル。その大半があのメール経由
- 選挙期間中は話題になってるメールについてObam陣営は情報出してくれなかった
- 選挙後に裏側を見せてくれた
- アナリストからなる大規模チームが手がけた厳密な実験が、魅力的な件名を突き止めた
- Amerila Showalter
- digital analyticsチームのディレクター
- Showalter曰く
- A/Bテストの対象は、件名とメールの書く(献金の)金額。だけではない
- メッセージ本文、フォーマットもA/Bテストの対象とした
- 18パターン用意してテスト。成績良いのを選び出す
- それから1000万人以上いるメール購読者に一斉送信前にテスト
- Toby Fallsgraff
- e-mailチームのディレクター
- 20人のライターを部下に持ってた
- fallsgraff曰く「これはと思うものを見つけたらメールに採用した」
- A/Bテスト開始直後に見えてきた事実
- カジュアルな文体が大抵好成績
- Fallsgraff曰く
- みんなのいつものメール受信箱でみかけるような件名が、成績良かった
- 「Hey」が選挙期間通して一番成績良かったフレーズ
- A/Bテスト開始からしばらくして好成績フレーズ
- メールチームの予想を裏切る結果が出続けた
- メールチームのメンバーはテスト前に色々予想を出して臨んだ
- Showalter曰く
- 全然予想通りにならなかった
- だから、テストし続けないといけなかった
- 「見た目最悪」系が常に好成績で、ショック受けた
- 文字サイズをアホみたいに大きくしたリンク、手間かけた「献金」ボタン、ただのテキストリンク、etc..
- たどり着いた結論は、「注目してほしい箇所には黄色で強調」という外見最悪なやつ
- 予想外の事実
- 荒っぽい言葉をジャブで入れるとクリック稼げた
- ただし効果は一過性
- Showalter曰く
- 「奇をてらう」路線はストップ。仕切りなおした
- 直感に反する重要な洞察も出た
- これは将来の選挙戦にも活かせるもの
- メール受信量を増やしても意外とみんな心が広い
- 登録解除は、全然無かった。
- Fallsgraff曰く
- ってことで、気にせずメール大量投下
- ライター20名使ってフル稼働
- 不快になる人。中にはいた。例えば、自分の親父。直接文句言われた
- この記事まとめ
- オバマ陣営のメール献金チームは「心を掴むメール件名」を追求した
- 数百回テスト繰り返した
- 「Hey」が一番お金を集めれた。数億ドルの献金を獲得した