Ben Mezrich『The Accidental Billionaires』読み始め(9章まで読了)
about
Harvard大OBの作者がHarvard発SNS Facebookについてインタビューしまくって書いた本
『ザ・サーチ』(asin:4822244873)のFacebook版のような本が読みたいと思ってたので、読み出した「The Accidental Billionaires」(asin:0767931556)
The Accidental Billionaires: The Founding of Facebook: A Tale of Sex, Money, Genius and Betrayal
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Ben Mezrich
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登場人物
- Eduardo Saverin
- Mark Zuckerberg
- Marsha
- Winklevoss兄弟(Tyler,Cameron)
- Divya Narendra
- Victor Gua
各章斜め読み
序文
- インタビュー、資料、公判資料から構成した
- Eduardo Saverinに接触できたのがでかい。
- Saverinへの取材が本書成立のキモ
- Zuckerbergには取材申し込んだけど断られました
1章:2003.10[pp.2-7]
- Eduardo SaverinのHarvard時代の回想
- アメリカの大学でよくある会員制クラブの1つのPhoenixのパーティでMark Zuckerbergをみかけた様子とか
2章:Harvard Yard[pp.8-16]
- Harvard Yardは、Havard大のキャンパスがある緑地帯のこと
- Eduardo SaverinのHarvardで初めてMark Zuckerbergと色々話をした学内のユダヤ人サークルのパーティを回想
- Zuckerbergはこの時点で大学内で有名人
- 凄腕のハッカー
- ボードゲームRiskのPC版を開発
- SynapseというMP3プライヤーを開発
- MSが買収に動いた。オファー額は100-200万ドル
- 各社からのオファーをZuckerbergは断った
- Course Matchを開発
- Synapseと連携するプログラムとして開発
- どの授業をどの学生が履修しているかを一覧表示させるプログラム
- Saverinもパーティで会った女の子がどの授業を取ってるか知るのに使ったことがある
- Harverd内の沢山のキャンパスで評判高し
- Eduardo Saverinの生い立ち
- ブラジル生まれ。13才にマイアミに移住
- Eduardo Saverinの親はホロコーストを逃れブラジルに脱出したユダヤ人。実業家として成功
- プログラミングは詳しくない
- 経済専攻で、学内のWidener Libraryで経済学者の著作について思索するのに一番時間を使ってた
- Phoenixへの入会儀礼は、パーティにつれてきた女の子の良し悪しだった
- Saverinが誘ったのがMarsha
- 大学内の社交クラブのメンバーであることは、人脈などステータスがある
3章:on the Charles[pp.17-24]
- Charles川をWinklevossがボートで下っている場面
- Winklevoss兄弟
- 一卵性双生児
- Tylerは右利きでロジカル
- Cameronは左利きで芸術肌
- Connecticut州出身
- Harverd在学中にオリンピック代表に
- Harvardの学生の暮らす場所
- 新入生は、Harvard Yardの内部に暮らす
- その後くじ引きで寄宿舎(House)へ割り振られる
- 寄宿舎はEliot,Kirkland,Leverett,Mather,など12棟ある。
- Pforzheimer House
- Harvard Yardから徒歩20分の場所にあるため人気低い
- たいていの授業はHarvard Yardで行われてる
- Winklevoss兄弟とDivya Narendraはここで生活してた
- Crimson:大学新聞
- Winklevoss兄弟は時間の無駄であるとして読んでない
- Narendraはいつも食事中に購読。学内の学生たちの動向を知るため
- Porcellian Club
- Harvard内の会員制クラブの1つで最も歴史が古い
- Winklevoss兄弟は3年生のときに入会
- 同じクラブであるPhoenixと比べると男子禁制のため、組織だっていない
- 社交クラブというよりビジネス的性格が強い
- Winklevoss兄弟とNarendraのミーティング
- 2年たった今もまだローンチできていない状態
- Pforzheimer Houseのダイニングルームで、週1以上のペースで2002年12月以来、ビジネスについて2年間続いた
- 結論1:Victor Guaに代わるプログラマを見つけないとビジネスをローンチできない
- 理由:Victor Guaは自分たちのビジネスのために割ける時間が少なくなってるから
- 問題:Victor Guaは凄腕だったので、彼に匹敵する人を探すのは大変
- Harvard Connect
- NarendraとWinklevoss兄弟が立ち上げてるプロジェクト。ミーティングの主題
- アイディアを思いついたのは、Narendra
- 内容は、キャンパスライフを一変させることになるウェブサイト
- あと足りないのは、ウェブサイトを実装してくれるプログラマー
- コアのアイディア
- Harvardでのソーシャルライフをオンラインへ移行させる
- 大学内でステータスの高い学生は忙しい。女の子と知り合うための機会が乏しく、知り合うために必要な時間もない。例えば有名人のWinklevoss兄弟のように普段の生活がボート・飯・寝るだけで占められてる。こういう境遇の人たちの問題を解決するウェブサイト。
- オンライン上に男子学生と女子学生が出会うための環境を用意すること。
- Harvard Connectによって一変する大学内の光景のサンプル
- スポーツに打ち込んでる人はどこで女の子と知り合えるか?答え=川沿い、スタジアム、フィールドにいる女の子だけ
- Pforzheimer Houseに送り込まれた男子学生はどこで女子学生と知り合えるか?答え=Pforzheimer Houseにいる女の子だけ
- Harvardで成功すれば、他の大学でも採用され、生活全般へも浸透するはず、とWinklevoss兄弟は考えていた
- ウェブサイトを実装しれくれる凄腕のプログラマがいないのが、Harvard Connectの欠点
- Winklevoss兄弟は高校のときに独学でHTML勉強したが挫折
- 凄腕プログラマを探す
- クラブ、知り合いを当たったが、詳しい人ゼロ
- かなりできる弟が、最近Harvardに入ったと聞いて、会いに行ったら、エレキギターの天才だった
- Victorの代わりを見つけるまで、短時間のミーティングは続いた
4章:CANNIBALISTIC CHICKENS[pp.25-30]
EduardoがMarkと友達になったころの話
- Harvardでの大教室での講義風景
- Eduardoは遅れて講義室へ入室。Eduardoは講師が誰かも科目名も分からない。
- 300名収容。
- 必須授業で、学生は必要悪だと受け止めてる
- Harvard流の必須授業は、Harvardが育成したいよい研究者像に由来するが、
- 広範囲の教養をもつ研究者。
- 理想は高い
- Harvardの必須カリキュラムは理想には程遠く、偏りあり
- 南米をフィールドとする人類学の方が、政治学や数学よりも重視されてる状況
- Harvard卒業生のほぼ全員がYanomamoという南米少数民族をテーマにした授業を履修したことあり
- この時点ではEduardoとMarkは仲良しに
- 教室にいたMarkは居眠り
- Eduardoは社交クラブPhoenixの入会儀式としてヘンなミッションを課されてた
- 「5日間ニワトリと常に一緒に過ごす」
- 寝るときも大学内でどこに行くときも、常に一緒で、ニワトリは生きてないといけない
- 講義室にニワトリの入った箱を持ち込んでた
- 残り2日のときに起きた事件
- 寄宿舎にEduardoがニワトリを連れ帰ったときに、Porcellian Clubのメンバーが居合わせたときに発生。
- Porcellian Clubのメンバーが、Phoenixの入会儀式を「生きたニワトリを殺させる」ことだと勘違いし、動物愛護団体United Poultry Concernへこのことを匿名で投書して騒動に
- United Poultry ConcernがHarvardへ乗り込んできた
- Phoenix側は誤解を解き、弁明しないといけないことになった。
- この事件がもとで入会拒否ということにはEduardoはならなかったし、大学新聞Harvard Crimsonで記事になったことで騒動になってたことを知るという状態だった
- Eduardoはコンパ(?)をやるからと、Markを誘う
5章:2003.10最終週[pp.31-37]
- 冒頭は、作家のバルザックがFace Mash誕生の日に立ち会ったらなんていうだろうかと、著者の妄想
- 2003年10月最終週
- "Harvard Face Mash: The Process."
- 08:13pm
- 相手のされ方がムカついた女をビッチと書きなぐり、気分転換のために考え事が必要と書き出してる
- 09:48pm
- Kirkland facebookが自分のPCでローンチしたと宣言
- Markが生活してる寄宿舎Kirklandの学生の写真がPCにあるよ、と
- 友達のBillyが、学生の写真を並べると面白くね?、とアイディアを出した、と
- ローンチの前に、アイディアを練るのに色々話をしたがほぼ全てmailで、電話を使うのがEduardoぐらいだった、と
- 11:09pm
- 写真へレーティングというのをみんなやっていること、hotornot.comはそのレーティングを点数化してるから極端だけと、と
- Fash Mashには沢山学生の写真がいるけど、facebookは寄宿舎ごとに分散してる。つまり、新入生の写真は無い(クソだ)、と
- 12:58am
- Mark曰く「ハッキング開始」。最初はKirklandから、と。
- Kirklandのサーバは、認証かかってないから、wget一発、と
- 01:03am
- Eliotがターゲット。
- 01:06am
- Lowell
- username/password必要だったけど、名前と学生IDで通った。
- 学生ごとに認証必要だったのでPerlでスクリプト書いて自動ダウンロード
- 01:31am
- Adams
- 認証制限なし、学生ごとにフォルダわけされてる。スクリプトで自動化ダウンロード
- 01:41am
- Quincy
- オンラインのfacebookがない。撤収
- 01:43am
- Dunster
- ディレクトリがない、検索かけてもリダイレクトするだけのphpファイルだけが見つかった。撤収
- 01:52am
- 02:08am
- Mather
- Leverettとだいたい同じ。クラス別にディレクトリになってるのが違うだけ。
- 新入生の写真なし
- 〜04;00am
- アクセスできない残り数箇所だけ
- 。ipアドレスが分かれば対処できたので、数日中に全寄宿舎をコンプリート
- Facemash.com
- Markがサイトにつけた名称
- Markがサイトにつけた名称
6章:LATER THAT EVENING[pp.38-40]
- ハッキングして、facemashをローンチした後どうなったか
- 今はなきブログ記事からは細部は分からず。
- 攻略できなかった寄宿舎はどうしたのか、とか
- 著者が自宅からのハッキング失敗後、残りの寄宿舎攻略についてMarkがとった行動を妄想してる
- ハッキングが違法だとは自覚してたけど、殺人・窃盗とは違うとして納得させてたはず、とか
- ハッキングできるだけの力はあるけど公使しなかったはず、とか
- 悪いことをしてるとは思っておらず良いことをしてるという自覚さえあったはず、とか
7章:WHAT HAPPENS NEXT[pp.41-42]
- 72時間でMarkは作業をやってのけた
- facemashができるとURLを友達へ連絡
- 大学新聞にfacemash作るのに技術的に困ったことなどなく楽勝だったと、取材に答えてた話
- facemashがローンチしたあと、Markは友達にメールしてフィードバックくれと頼んでた
- Markの知り合い・友人から、どんどん広がっていき、女性団体の耳にも入り、寄宿舎の掲示板にまで載るにいたる、著者は見てきたように記す。
- facemash.com
- 自分のノートPCをサーバーにして使用
- 夜部屋に戻ったときにPC使おうとしたらフリーズしてた
- 学部の女学生の写真を比較してどっちがよりHotかレーティングしていく
- ビジターからの投票は集計されランキングされてく
- ローンチ後2時間で投票が、2.2万件。
- UU数は30分で400人
- 自分のノートPCをサーバーにして使用
- 後年のMarkの回想では・・・
- 友達や知り合いにまず見てもらって、色々調整したかったんだが。
- 調整する暇もなく広まってしまった
- 顔写真ぶっこ抜きの法的な問題についてもきちんと考える前に広まった
- 手遅れになってたが、ノートPCで動いていたfacemashをMarkはシャットダウンした
8章:THE QUAD[pp.43-47]
凄腕プログラマ探してたDivya,Tyler,CameronがMarkの存在を大学新聞の記事で知り、コンタクトを取ろうという話に
- Quad
- harvard院用のキャンパスの一角
- harvard内でも新しい建物が多いエリア
- Yardからは相当遠い
- 早朝にQuadの建物の一角でTylerが経済学の講義の前に机に分厚い教科書とサンドイッチを食べながら座ってる
- 予習中に眠らないために食後なのにサンドイッチを食ってるらしい
- Cameronは横で居眠り中
- DivyaがTylerのところに大学新聞の切抜きをもってやってくる
- 記事には、facemashのことが記事になってた。
- HOT or NOT!に似たサイトとして
- キャンパス内の学生をレーティングできるサイトとして
- 大学内で騒ぎになっているとして
- サイトは速攻で閉鎖
- Markは学生たちの怒りを買うとは思ってないらしいとか
- Markは家畜の品評のようにレーティングについてブログで書いてたとか
- 学内のフェミニスト団体が抗議の文書を送りまくってるとか
- 学内の人たちからのサイトへのアクセスが殺到して学内ネットワークが大遅延して教授たちがメールチェックもできなくなったとか
- Markが写真をハッキングして集めたこととか
- facemashローンチ後に、Markと友達が学内に派手に広告貼り付けたりしてたこととか
- MarkがCourse Match開発者であること、高校のときから凄腕ハッカーであることとか
- Divya,Tyler,CameronもCourse Matchのことは知ってた
- DivyaはPorcellian Clubの人が自分の彼女のランキングが低くて怒ってた話を小耳に挟んでた
- Markはおそらく謹慎、「これはひどい」サイトだが凄腕なのは間違いないと、Divya,Tyler,Cameron
- 脱線
- 寄宿舎のスタッフの悪趣味で、似た名前の学生たちをわざわざ同じ部屋に割り当てるが横行
- harvardには一芸に秀でた学生がダース単位でいる
- オールAをとりつつスポーツ万能な人や
- あるジャンルでは世界で最も優れているような人がゴロゴロ
- ヴァイオリンの名手、受賞歴のある詩人でもある学生
- TylerとCameronもその種の秀でた人たちに含まれる
9章:コネクション[pp.48-52]
DivyaらがMarkにコンタクトをとる
- Widener図書館の階段でEduardoとMarkが並んで座ってるが、Markが普段と違ってスーツとネクタイしてて窮屈そうにしてる
- 階段に二人が座っている一時間前にあったこと
- Markは学部長クラスの人たち、コンピュータセキュリティの専門家に囲まれて面談うけてた
- 大学関係者の面々の前で何度も謝罪を繰り返した。
- Markはハッキング行為、写真のダウンロードについて
- これについてはMarkは非を認め謝罪してた
- Markは周りの反応に混乱させられていた
- 女性団体が名指しで怒りを向けてること
- 団体じゃなく学内の女性からも怒りを買ったこと
- 直接面と向かって、メールで、彼氏を通じで文句を言ってくる女性たちが沢山
- Markが行くとこ行くとこで怒りを買った
- 面談のやりとり
- 謝罪だけでなく、学内のコンピュータシステムに欠陥があることもMarkは指摘
- 大学のシステムを直すことに協力するとMarkは申し出た
- 悪意はないこと、サイトは自分で閉鎖したことをMarkは伝えた
- 大学関係者たちはMarkが悪い奴ではないと判断、
- 専門家たちはMarkのやってることはギークの間の挨拶みたいなもの
- 大学が下した結論はお咎めなし、となり、保護観察期間におかれた
- 大学からはお咎めなしとなったがMark自身の評判は落ちたが、Markは学内なら知らない人いない存在に
- 大学新聞もそれを示してる
- MarkがEduardoに受け取ったメールの内容について相談
- Divyaからのメールで自分らのプロジェクトにエンジニアとして参加しないかと勧誘
- メールでは、クローズドなウェブサイトを彼らが作ってること、エンジニアを探してることが書かれてる
- メールのccには、TylerとCameronのアドレスが指定されてた。TylerとCameronのことは有名人だからMarkも知ってた
- 形だけどう思うとMarkは口にしてたけどTyler・Cameron兄弟となんかやるのは面白そうだとMarkはどうするか決めている風だと、Eduardoは見立てた。