原武史、橋本健二、北田暁大「東京の政治学/社会学―格差・都市・団地コミューン」読んだ
タイトルは社会学系らしくついていけないセンスだが、東京内部の格差とか、公明・共産が強い区があるとか、私鉄によって沿線開発のパターンがあるとか、知らないことがあって面白い。
以下ピックアップ
- 鼎談のきっかけ
- 北田・東『東京から考える』でテキトーに喋った内容を深めたかったの専門家呼んでみた
- 80年代の都市論ブーム
- 東京について色々知りたいという欲求が地方出身者の中から出てきたから(橋本)
- 都内の台地と低地
- 江戸時代では、台地=武士、低地=町人と、身分の違いと対応(『東京の空間人類学』よめ)
- 明治以降以降、下町と山の手の格差ができていく
- 70年代後半の足立区は貧困者多かった。2万8000円の1DKに下宿してたけど、同じ間取りで4人家族住んでた
- 自分の田舎(=能登半島先端)も相当貧しいと思ってたけど、それの上をいってた。田舎だと貧しくても一戸建てだったから(橋本)
- 都内の貧しい地域は共産党と公明党の支持者多い。
- 足立区は今でもその傾向あり
- 選挙だと、誹謗中傷合戦がすさまじい
- 田舎だとみんな自民党
- 足立区は都営や公団多い
- 墨田区に引っ越してきた不和哲三
- ひばりが丘(=東久留米市)ではなかったもの凄い妨害をうけた、と本人が言ってた(原)
- 日暮里・舎人ライナーが出来る前の足立区は交通僻地、陸の孤島
- 足立区は東京で唯一公明党が自民党より強い場所
- 自民24.7、公明22.4、民主36.6、共産10.2(2009年の衆議院選)
- 都内公明党支持率2位の北区で14.9なので突出
- 東部伊勢崎沿線は、東京圏で一番ブルーカラー労働者の比率が多い
- 倉沢進(都市社会学)の研究結果
- 隣接する三鷹・武蔵野の方が家賃も高い
- 東武線の路線開発
- 自ら住宅開発をやらなかった(京王、東急と対照的)
- 今東武線は孤独死と貧困の代名詞になってるが、昔は設備の整った団地がいち早く作られた。
- 1962:草加松原団地、5926戸
- 1966:武里団地、6119戸。最寄り駅せんげん台には急行が停車
- 地下鉄乗り入れは一番早い、1962年に日比谷線乗り入れ
- 複々線化も早かった。1974年北千住〜竹ノ塚間
- 70年代までは私鉄の中でも一番栄えた路線だが、団地に依存しすぎた開発
- 自前で住宅開発を地道に続けた東急に70年台後半以降に追い抜かれる
- 東武、西部、新京成:団地依存、自前で住宅開発やってこなかった点で共通
- 団地住まいが憧れだった時期があった。下町から郊外の団地に住みたい・・・
- 80年代にそのイメージが変わる
- 団地でも都内で格差が
- 50年代終わりから見られる
- 1957.7月『週刊朝日』の記事は取材と質問紙調査を踏まえた良い記事
- 山の手の団地(武蔵緑町団地)と、下町の団地(葛飾の青戸団地)では、5000円の所得格差がみられた
- 西=進んでる、東=遅れてるというイメージが出来てきたのは80年代に入ってから
- 墨田川東側は、もともと工業地帯で、戦前は細民も多い
- 東西格差、東西不均衡はいつ頃から?(北田)
- 80年代に現在に近い形に、バブル経済でさらに拡大、バブル崩壊で格差縮小、このまま縮小していくように見えたが数字にははっきり格差が出てる(橋本)
- 平均所得トップは港区、最下位は足立区
- 所得格差は、1997〜2008で2.14倍から4.18倍に
- 4倍の所得格差は、たとえるなら、日本と発展途上国くらいの差、メキシコ・トルコと日本の差が今同じくらい(=4倍)差がある
- 足立区
- 戦前は農村。空襲での死亡者はわずか百数十人
- 戦災少ないために、戦後工場が沢山建てられた
- 交通不便で土地が安い。
- 都営住宅がたくさん建てられた
- 低所得者の集住地域が政策的につくられた
- 現在は外国人も増加傾向
- 荒川区
- 高齢者多い
- 自民、公明の基盤
- 北区・板橋区・板橋区
- 山の手台地の端が含まれるところ、台地が広がる所はは一戸建てやマンション多い
- 赤羽台、高島平西部〜練馬区
- 低地部分は足立区と似ていて、工場・倉庫多い
- 板橋区北部、高島平
- 台地部分に寺田寅彦の別荘もあった
- 山の手台地の端が含まれるところ、台地が広がる所はは一戸建てやマンション多い
- 東京の「東西格差」
- 23区内で論ずる場合と、多摩・千葉・神奈川を含めた規模で論ずる場合とでは違ってくる
- 60年代の大団地が出来た時代では、東西格差は無いか東の方が物価高い
- 交通網では、三鷹よりも松戸の方が都心へのアクセスは良かった
- 1964年の家賃相場だと、東西比較するとほぼ同じか東の方高い
- 京成千
- 京成と京急
- 京成はもともと、成田山新勝寺参詣者のための鉄道
- 川崎大師へアクセスする大師線から京急はスタート
- 小田急と東急
- 東急の沿線開発
- 世田谷区
- 内部に大きな格差あり
- 祖師谷・大蔵〜成城
- 地理的な距離はわずか数キロ。急な坂あり。20〜30分歩くと、東京の最もリッチな地域から底辺に近い人たちの地域まで一望できる場所。
860点
10月に受けたTOEICの結果が返却。
- リスニング450
- 前回285
- リーディング410
- 前回400
目標の900点には遠く及ばず。
受験後の感触(会心の出来ではないし、リーディングは時間切れ)を考えると実力相応の結果。
前回(685点)の箸にも棒にもかからないレベルからは抜け出てよかった。
勉強に使った座右の書。
中島正博『たった3ヵ月で920点を取った私のTOEIC(R)TEST最短攻略法』
明日香出版社
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勉強の際に手元に置くべき本
平凡な内容を大げさに表現した本でした。
確かにここまでやれれば920点は取れるかも
純粋に英語力付けたいと思う人には絶対にお勧め!
おすすめの本。
自分はこの本で提唱されてることを時間が許す限り実行した。
ぱっと目に付くこの本の主張としては、
- 自分が同じスピードで話せない英語は聴き取れない。
- きっちり感情移入して話さないと上達のスピードは上がらない。
- 睡眠時間は絶対削らない。
- 自由になる時間(=食事,風呂,睡眠,食事,所用,etc..以外の全ての時間)全てを勉強に捧げる。3ヶ月だけ。
- 勉強を続ける動機付けを「自分で」きちんとしてないと勉強は必ず挫折するし、動機付けが出来ていない人はそもそも勉強を始めるべきではない。
といったとこ。
最初の4つは類書でも見られる。
5番目の動機付けの重要性を説いている所がこの本の独特な所。
説くだけなら類書はある。中島さんの本は更に、動機付けが必要な理由、勉強を始める前に必要なこと、勉強を続ける日々において必要なことまで書いてる。
動機付けの部分は、他人を見て真似るというやり方が効かない。
例えば勝間和代の勉強本の場合、勉強を続けるための「環境の作り方」が書かれている。
しかし動機付けの部分については結局のところ「給料が上がる」くらいし書かれていない。
給料が上がるということだけを目標に3ヶ月娯楽抜きで続けれる人は勝間本だけで十分だと思うが
あと個人的には3番目の「睡眠時間を削らない」がきつかった。体調や肌にはいいが、睡眠時間=予備時間とする考えを最初に放棄しないといけなかったから。
安藤馨氏の顔写真と研究紹介引用
TOEIC終わったら途中までしか読んでいないので、最後まで読もうかと思っている『統治と功利』
著者の安藤馨氏の顔写真と直筆の研究紹介が見つけたので引用
出典は、東大が2009年に唯一採用されたグローバルCOEプログラムのu-tokyo.ac.jpドメイン内の特設ページにアップされてるニュースレター(pdf)
- 東京大学グローバルCOEプログラム 国家と市場の相互関係におけるソフトロー
以下引用。
2004年に東京大学法学部を卒業後、大学院法学政治学研究科修士課程、同助手・助教を経て、2009年4月より本GCOE特任研究員を務めさせていただいております。
私の専攻は法哲学です。私自身の専門分野はその中でもメタ規範論・帰結主義的倫理・法概念論といった極く抽象的な理論分野ですので、ソフト・ローという、生の社会的事実からなる対象に新鮮な心持で接しています。ソフト・ローという対象に基礎法学的な立場からアプローチしようとする場合に興味の中心となるのは、やはりそれが社会規範であるということです。よくわかっているようで実はよくわからないこの「規範」という対象を哲学的にどのように分析すべきであるかについては長い論争の歴史があるのですが、この研究プロジェクトに於いて私は主体や集団の「合理性」と集団に織りなされる行為パタンの関係から社会規範の存立条件や安定条件を探り、それが社会規範を受容する主体の意思決定の場面にどのような影響を与えるか、既に成立している社会規範の内容をどんな条件のもとでどのように変更しうるか、といった点から、ソフト・ローという現象に巻き込まれている当事者の分析を試みたいと考えています。もちろん、このようなアプローチは一般にゲーム論的分析と親和性の高いものなのですが、それを含むもう少し広い範囲の分析を行うことを予定しています。たとえば、ソフト・ローが主体に対して持っている「規範性」の拘束感は道具的合理性では説明できませんし、進化的合理性は主体にとっての規範性を説明しません。そこで、行為主体が既に有している内在的な「道徳的」欲求の検討が必要になりますが、そうした欲求の中でも行為パタン感応的なそれ(たとえばフェアネスや互酬性への欲求)が実現可能な行為パタンの制約として働く場面を分析してみたいと考えています。また、特にこうした枠組みからさまざまな実定的社会道徳を検討することで、主体の如何なる動機構造がその存続を可能にし、またそれらに対する国家的介入の手がかりを与えるかを考えてみたいと思っています。
other
遺産相続権について
遺言を残した主体は現在存在しない。ではなぜ彼の遺産を遺言に従って処分せねばならないのか。‥‥遺言を残した者の利益など死んでいる以上は問題にはならぬ。だが、少なくとも我々がそうしないならば、我々が自ら遺言を為した際にそれが実効あるものだと確信することが全くできないではないか‥‥我々には自分の予期する利益を安定したものにするために、その予期を産みだしているシステムそれ自体を維持する動機が発生するのである。それゆえ、統治功利主義がこうした予期のもたらす快苦を高く評価するのならば、これ(ここでは遺言)を統治功利主義は法的権利として設定しようとする(『統治と功利』246p)<<
Michael J. Zimmerman「Living with Uncertainty」読んでる
Living with Uncertainty: The Moral Significance of Ignorance (Cambridge Studies in Philosophy)(asin:0521894913)
副題にあるとおり、知らないことや無知であることが道徳や倫理に与える影響について興味があるので手にとってみた。
- culpable ignorance
- 知らないで済む場合、済まされない場合の線引き
- 日常生活でどこで線引きされているかの把握ではなく、線引きを正当化する論証
この辺に興味があって読んでる。
序文 preface
- subjective view
- objective view
- prospective view
行為の正当化の理由を2つに分けて、第三の立場として、prospective viewを擁護するということらしい。
Frank Jacksonの思考実験に触発されたらしい
- とっても深刻な病気の患者
- 部分的に治る薬Bと、完治するがたまに死んだりする薬AとC。どれを投与すべき?、というやつ
prospectという言葉が何を指すか、どれだけ厳密にできるかが気になるが、subjective/objective viewのネックの指摘だけでも読めればいいかと思ってる。
prospective viewについてはそんなに期待せずよむ。
Cambridge University Press
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水谷尚子『中国を追われたウイグル人』読んだ
水谷尚子『中国を追われたウイグル人』(asin:4166605992)を読み終えた。
少数民族ウィグル人の迫害の様子がよくわかる。
- 相変わらず中国の拷問がすさまじい。
- 拷問が洗練されすぎてる。
- 物理的な暴力&兵糧攻めができない囚人に対して、心をどうやって壊すのか。その手法が確立されてる
- 地上核実験場=ウィグル自治区
- ウィグル自治区というか居住地区の近くで地上で核実験やりまくり。被爆の被害ものすごい。全貌は全く明らかにされない
- 海外に逃れても車で轢き殺されるリスクもあるのか。
- インタビューされてたラビア・カーディルのむち打ちで首を固定してる写真が痛々しい
- 監獄でまともに食事を与えられないと、栄養失調になり、便秘になる
- そんな体調でハンガーストライキやったら、1週間で危篤になる
- 民主化運動で有名な魏京生が、ウィグル人たちが独立してほしくないと思ってるが、独立するかどうかはウイグル人が決めることなのだと思うと述べたらしい。
- ウイグル人たちの現状が世界に全く知られてない状況を打破するために、漢民族の民主化の運動家と連携して海外でアピール
- 漢民族からの差別と迫害があるため、当然ウィグル人内部から猛反発
- 反発があることはわかってたけど、世界(主に欧米)でウィグル人の人権侵害の現状を知ってもらうためには必要とドライな判断して運動をリードしてる人たちは選択
- ウィグル人の現状チベット人と比べて全然世界に知られてない点を、ダライラマのような顔になる人物がいない点が大きいと著者は見てる。
- ラビア・カーディルがウイグル人の顔的な存在になりつつあるらしい。
ひろゆき「世界の仕組みを解き明かしたい」(『本人 vol.09』)読んだ
(asin:4778311671)
雑誌『本人 vol.09』収録のひろゆきのインタビュー記事読んだ(あとホリエモンとかも色々ついでに読んだ)。
全般
「ロジック」という言葉が全体を貫くキーワードになってる。
「これはこうなんだよ」ってロジックを言われた時も、わからない人がるじゃないですか。たとえば居酒屋で五百円のコロッケを頼もうかと思っている時、もし「このコロッケは別の店で二百八十円で打ってるのを、こうやって仕入れてこの店で出しているんだよ」という情報を与えられたら、「じゃあ頼むのをやめとこうか」と判断しますよね。でも、そういう情報を与えられても判断できない人がいる。それが僕の言う頭の悪い人です。[11p]
インタビューがベースのため、使い方が多義的。
なので、ロジックを思考パターンとか理屈、推論へ適宜読み替えて読んだ。
大企業のロジック、相手のロジック、何とかなるさvsロジック、etc..
佐々木俊尚が構成で、「榎本大輔」「日本生命から起こされた訴訟」「さとるくん」等々に注釈つけててくれて読みやすい。
他にも注釈つけてほしかった箇所がある。
その知人は、自分がうまく行くと思っていた分野でビジネスをしてたんです。でも僕はその分野はうまくいかないんじゃないかなと思っていて、『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』という本で「うまくいかないよ」って書いちゃったんです。・・・(略)
それで本が出てから、たまたまその人のブログを見つけたら、「ひろゆきの本に『役に立たない』って批評が書いてあった。それは確かに役に立たなかったかもしれないんで、いいんですけどね」みたいに非難されていたんです。
僕としては善意で遠回しにそう伝えたつもりだったんだけど、それは全然善意として受け止めてもらえなかった。結局、やっぱりその彼のビジネスはうまくいかなくなって、サイトも潰れてなくなっちゃいました。[p.17]
この箇所、誰とどのサイトを指しているのかが分からなかった。
『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』を読み直してみたが、駄目なCGMサイトとして言及されているのは
の二つだがいずれも潰れていない。
書かれているのは、「この指止まれ」は登録者多いだけで意味無し&暴力団に乗っ取られた、「たのみこむ」は運営会社が右往左往&運営会社が金取る必然性無い(pp.78-9)ぐらい。
切込隊長
切込隊長とうまが合わなかった点を、囚人のジレンマにおけるひろゆきと隊長が取る戦略の相違として表現できるとしてる。
ひろゆき=しっぺ返し戦略タイプという点はわかった。
・・・僕は、基本的には先に殴るような行為をしないんですが、切込隊長の場合はその瞬間のいちばん大きいメリットをとっちゃうので、長期的な損が発生する方向にいっちゃうんですよ。[16p]
ここを読んでも隊長のとる戦略がわからない。自白かつ裏切り戦略タイプということ?
他書いてあること、印象にのこったところの斜め読み
- 裁判して考えたこと
- 財産もってなければ、賠償金払わなくていい
- 一生財産持てなくなることを自問した
- 元々財産もてなかったもしれなかった
- 財産をもてない代わりに、判決を気にしなくても暮らせるようになった
- 何百回敗訴しても変わらない。
- 法律や社会から外れた生活
- 法や社会の外の生活
- ヨーロッパなら修道院、アジール
- 日本なら山谷、釜ヶ崎
- ここ2〜30年でそういう空間がなくなってきた
- 自分はいまそういう空間で生活してる
- 留学時代に日本の枠組みから抜けても大丈夫だと思った経験もある
- 車買えない、マンション買えない不自由
- 自分にとってはどうでもいい不自由
- 要は何を守るべきと考えてるか
- 五体満足ならいい。あと、彼女。
- ネット以後
- 努力だけで結果を出せるようになった
- 梅田望夫
- 彼はポジショントークの人という仮説
- ポジショントークの人である以上、自分の立場への影響を計算して動くのは当然
- 自分の立場が悪くなることを選択しない
- 計算した結果、対談の企画も断られた
- 彼は頭がいいし、ロジカル
- できれば、対談して自分の仮説の確認をしたかった
- ポジショントークのジレンマ
- 仲良くしてくれるのは、魅力なのか?計算なのか?という疑念
- ロジックの人間である。基地外になれない
- 基地外サービス大好き
- えがちゃん、さとるくん
- ロジックだけでサービス考えるのは嫌い
- 「僕は基地外と紙一重の天才の企画者には勝てない」
- ロジックでは勝てる
- 投入してる時間が桁違いに多いので仕入れる情報がマーケッターとは桁違い
- オウムの麻原
- 稀な存在。別の社会を作って結果出した。戦国武将以来例が無い
- 徹底分析したほうがいい。なぜできたのか?どういうロジックか?
- 犯罪者の処遇
- 未来の被害者を減らすことを考えるべき
- わかりやすい(分析する所がない)犯罪者は死刑でいいと思う
- よく分からない犯罪、変な人の犯罪
- きちんと調べて、将来の社会のための対策にまで落とし込むべき
- 未来の被害者を減らすことを考えるべき
- 仮説作るの大好き
- 例えば、日本は空気を読む人多し、アメリカはロジックの人多し
- 電車・会社etc.他人と空間をともにする場合が多いから。
- 変なことすれば指差される
- アメリカでは指さされる場面が少ない
- 電車・会社etc.他人と空間をともにする場合が多いから。
- 仮説作るのは、世界の仕組みを知りたいという気持ちがあるから
- 例えば、日本は空気を読む人多し、アメリカはロジックの人多し
- 現実の世界とゲームの世界
- システムがあってロジックで回る点では差が無い
- 「おまいら、ゲーム脳になれよ」
- 大量の情報を瞬時に処理して判断する
- 過去の結果を反省し、切磋琢磨するとゲームも強くなる
- 自分がやるゲームはシミュレーションになる
- アクションゲームはやらない。
- アクションゲームは「脳の判断能力の限界よりも身体の限界の方が低い」。
- カルドセプト
- 運不運はコントロールできない。
- このゲームでは運不運の要素が入り込まない
- 記憶力と計算力と度胸でやるゲーム
- 瞬発力とカンをゲームで使う
- 失敗した結果をロジックで反省できる
- ゲーム=瞬時の判断を迫られる場面の連続
- 日常生活ではそういう場面は稀
柳澤大輔『「社則」、効果あり。』読んだ。
鎌倉の変わった会社
面白法人カヤック
、の社長が書いた本。
他の面白社則を紹介してる章は、本として読むと内容が薄い。
以降のカヤックの会社案内的な部分は、ウェブで紹介記事読んだことけっこうある自分としても少し掘り下げた内容になってて面白い。
旅する支社は長期滞在というより小旅行だということが分かった。
静岡支社の運命も気になった。
田舎に帰ることになった社員がきっかけでできた静岡支社の話について最初知ったときはユニークだなと思った。
http://shizuoka.kayac.com/
この本で静岡支社について書いてる部分の中で静岡支社には会社からミッションが課せられてて
- 研修場所
- サーバー・インフラの運用・管理
この二つが次第点に達しないと、今年で静岡支社はつぶすと書いてあった。
今年が2008年なのか、2008年度なのか分からないが、今のところつぶされていないらしい。
http://www.kayac.com/company
追記
鎌倉支社は閉鎖された模様。
ミッション失敗らしい。
たとえば、静岡支社をつくった試み(今はミッション未達成のため一時閉鎖)も、この仲間と働きたいからどうやったら続けていけるかと考えた結果であり、別会社としてアパレルのgood eveningを立ち上げた経緯も、仲間の夢をどこまで支援できるかというところから始まっています。もちろん資本主義社会の枠組みで勝負していますから、事業収支やミッションを達成しなければ、方向転換はあります。でもまずは、その仲間といたいから挑戦したい、そこが出発点です。
「何をするか」より「誰とするか」についてもうちょっと解説|面白法人カヤック