Scott Hanselman「パリコレモデルにしてiOS開発者なLyndsey Scottへのインタビュー」
the hanselminutes podcast 2014.1.3のエピソード
rebuild.fm出演、wazanova/ログミー掲載が待ち望まれる
Lyndsey Scott?
- パリ,ミラノ,NYのコレクションに出て、Gucci,Prada,etc.とかの広告で起用される
- という意味ではかなり成功してるモデル
- スーパーモデル一歩手前くらい
- Vogueとかの表紙やるようになる手前
- 演劇とコンピュータサイエンスの学位(B.A.)
- プライベート時間にアプリ開発してapp storeに2つリリース
- 第三弾としてオフラインネットワーキングアプリを開発中
- stackoverflowユーザ
- 獲得したreputationでみると、全ユーザの上位2%に入ってる
- User Lyndsey Scott - Stack Overflow
- 結構親切
- アプリのバックエンドはs3、parse
- という面白い御仁
リスニング力が怪しいなりに楽しく聴き通した
- このpodcastは開発者がゲストのものなので最近増えていた記事・インタビューとは違うアングルで話をしてて面白い
以下面白かった部分の聞きかじり
quoraの投稿の件
- Physical Appearances of People: What does it feel like to go from physically unattractive to physically attractive? - Quora
- 夜中3時に質問が流れてきて勢いでポスト
- その後ものすごく盛り上がって驚いた
- (補足)
- トピ主が外見が美人へ激変できたとき、どれくらいライフチェンジ?いいことある?と質問
- Lyndseyがbefore/after画像(眼鏡のオタクっ子中学生、NYコレクションでランウェイ歩くモデル)をアップ
- 高校に上がって急にいじめが始まった件とか自分の体験を投稿
- Lyndseyの投稿を切欠に、「メタモルフォーゼ」体験した人がどんどん画像投稿して、それを呼び水に長いスレッドになった
オタクっ子、いじめ時代
- 割愛(みかけるインタビュー記事の内容とだいたい同じ)
モデル、アプリ開発者。周囲からラベリングされる件
- 割愛(そのうち追記)
プログラミング
- グラフ計算機TI89が最初
- 大学はいるまでブランク
- 父親はコンピュータサイエンスのバックグラウンドある
- 今話題のNSAでエンジニア
- かといってプログラミングに縁のある環境だったわけでない
ぼっちプログラマ、大学、モデルキャリア開始
- コンピュータサイエンス専攻は3人くらい
- 大学はコンピュータサイエンスと演劇。それぞれで学位
- 卒業後は演劇・女優
- ある日カルバンクラインのモデルに抜擢、そこからはトントン拍子
- (補足)
- 別のインタビューよると、モデルのオーディションは連戦連敗
- models.comの登録写真がカルバン・クラインの契約のきっかけになったらしい
stackoverflowに出没してる件
開発いつやってるか
- 開発は仕事の合間
- 撮影現場でメイクアップ後の待ち時間にアプリサーバ更新したことあり
- 起床->開発->モデルのお仕事->帰宅->開発、
- モデルの仕事はすべて単発契約。オーディションがあるし、キャスティング待ちとか
アプリ
- 2つリリース
- Educate!
- Educate! on the App Store on iTunes
- ユニバーサル -チャリティ目的
- 母校の学生が立ち上げた慈善団体のためのアプリ
- 慈善団体が啓蒙したいコンテンツ、寄付ができる
- iPort
- iPadのみ
- iPort on the App Store on iTunes
Introducing... iPort - YouTube- モデルの契約のたびにポートフォリオの山を抱えて移動
- それを解決するために作った。モデルのポートフォリオアプリ
- アプリ内課金で追加コンテンツ購入できる
- (補足)
アプリの売り方。低価格版・通常版でいくとか、無料アプリ+アプリ内課金
- まずは使って欲しいので無料
- みんなのデバイスで私のアプリが使われてる
- そういう状況をまずは楽しんでるところ
アプリ開発は第二のキャリアとしてやるのか、二足のわらじでいくのか?
- 報酬の安いモデルの仕事は断るとかできるし、脱モデルした後の代わりになるかも
どれくらいの時間開発やってる?
- 週20時間くらい
- iPortリリース前は、1日12時間開発を1ヶ月半
- コード書くスピードはかなり速いと思う
開発の山場を1つ
- iOS6から7に変わったとき色々調べた
- background fetch
- 制限の入ったバックグランド再生
- push通知のバックグラウンドモード
- 位置情報のバックグラウンドでの更新
- UXは向上する可能性あるが、プログラミングする側としてはオプションも増えた
- iPortとか既にリリースしてるアプリでiOS7の機能は特に追加してない
- 今開発してるアプリではbackground fetchとかバックグラウンド更新とか実装してる
アプリのバックエンド
- 既に出した2つのアプリでは Amazon S3つかってた
- 今開発してるアプリではParseつかってる
- Parseいい機能がたくさんあるし、扱うデータサイズが小さいときは結構いい
開発中のアプリのティザー動画upされてた
Introducing... The Matchmaker - YouTube
- 位置情報+マッチングサービス
- オフラインでのネットワーキングをアシストするタイプのアプリ?
参考
-
- Lyndseyが立ち上げた会社?アプリ開発元としてクレジットされてる
INTERVIEW WITH FASHION MODEL LYNDSEY SCOTT - MODELLIST-ID
- モデル系サイトによるインタビュー
- 美の秘訣は?(A=睡眠)とか、好きな場所は?(A=ベルリン、バルセロナ)とか、モデルキャリア初期の話とか、アングルの違うインタビュー
She's a beauty and a geek: Supermodel is a coder - CNN.com
- Lyndseyの存在をしったきっかけになったCNN記事。HNに流れてきた。
coffeescript v1.7.0でメソッドチェーンが書きやすくなった
- 2013.6にv1.6.3が出てから久々のupdate
- changelog
Leading . now closes all open calls, allowing for simpler chaining syntax
- これが一番うれしい。丸括弧()をタイプする回数が減って助かる
# こう書かないといけなかったのが $('body') .click (e) -> $ '.box' .fadeIn 'fast' .addClass '.active' .css 'background', 'white'
# v1.7.0ではこうかける $ 'body' .click (e) -> $ '.box' .fadeIn 'fast' .addClass '.active' .css 'background', 'white'
jsだけ使ってメールが送れる世の中らしい
便利ですね
- MailChimpがMandrillというメール専門のBaaSのようなことをやってる
- Transactional Email from MailChimp - Mandrill
- xhrでpostするとメールが送れる
- via:
- 12,000通/月まで無料
- Mandrill - Transactional Email from MailChimp
- mailchimpのようにダッシュボードで、開封チェックとか送る側が知りたい情報が知れる機能が使える
- htmlメールとか、画像埋込とか、添付ファイルとかメールに欲しいものもひと通りできる
- Messages API | Mandrill
やってみた
- mandrillでサインアップして、api keyもらう手順
- 割愛
- 今見てるページのタイトルを件名、body要素を本文にしたhtmlメールを送る
# 送るデータ作って data = key: "ここにapikey" message: from_email: "差出人メアド" to: [ email: "ここに宛先メアド" name: "宛先人の名前" type: "to" ] autotext: "true" subject: document.title html: document.body.innerHTML # ポスト xhr = new XMLHttpRequest() xhr.open "POST","https://mandrillapp.com/api/1.0/messages/send.json",true xhr.setRequestHeader "Content-Type","application/json" xhr.send JSON.stringify(data)
使い途
- 魚拓のように使ってる「あとで読む」が使えないページがある
- 代わりに、mandrill使ってメール飛ばすブックマークレットに使ってる
githubとか、あとで読むに飛ばせないページが増えてきた
- chromeだとこんなエラーがでる
Refused to load the script 'http://atode.....' because it violates the following Content Security Policy directive: "script-src 'self' https://github.global.ssl.fastly.net https://ssl.google-analytics.com https://collector-cdn.github.com https://analytics.githubapp.com https://embed.github.com https://raw.github.com".
でもpocketとかifftとか手を出すのがちょっと面倒
Voxer「spdy始めました。ios/osx用ライブラリiSPDY出しました」
Voxer Engineeringブログ 2014.1.3のエントリ
iSPDY Released | Voxer Engineering
- トランシーバーに通話・動画・メッセージングが合体したようなアプリをweb/ネイティブ向けに出してるvoxerの近況
- ceoが米軍特殊部隊上がりとか、ctoがハワイ(しかもカウアイ島)在住とか、nodeコアメンバーがいたりとメンツが面白い会社
- エントリの本題はosx/ios向けにspdyクライントライブラリ出した件
- なんだが、ライブラリ出すまでの経緯とか
- twitterがCocoaSPDY出した件にも触れてて
- もっと早くだしてくれたら使ってたね、とか
- コンパクトだが勉強になって楽しい
以下斜め読んだ内容
- @voxer
- レイテンシをゼロに近づたいです
- レイテンシ下がるとユーザはもっとアクティブに。メッセージ送信量up
- これはログから分かる
- バックエンドの最適化
- これはずっとやってきた
- テクノロジースタック全て
- 今はnode,redis,riak,smartosつかってる
- 次はネットワークレベル
- まずは
stud
投入- だだしvoxerでforkしたもの
- Voxer/stud
- まずは
- そしてspdy
- voxerアプリは、常にhttpsで話さないといけない
- あと、パケットの先頭詰まり(head of line blocking)も厄介
- kee-aliveなコネクション?、pipelining?
- spdy使うメリット?
- ネットワークレベルでは周知?
- よくまとまってるdomumentあるし
- SPDY Performance on Mobile Networks - Make the Web Faster — Google Developers
- アプリ開発という観点でも実はメリットある
- spdy使ってみてわかった
- アプリの挙動把握、デバッグ、メンテ
- 前よりずっと簡単になった
- アプリ開発がよりシンプルになった
- ポイントは、tcpソケット1つで全てのリクエストを捌くという部分
- エラーハンドリングのロジック、キューイング、再送、バックグラウンドモード
- 全てが前よりもシンプルになった
- iSPDY
- ios/osxプラットフォーム向けライブラリ
- Voxer/iSPDY
- twitterが出したCocoaSPDY
- twitter/CocoaSPDY
- 取り組んでる問題はiSPDYと似てる
- もっと早く出してたら使ってた
- でもCocoaSPDYで用足りるというよりこれをベースに足りないもの足すと言う感じだが
- voxierアプリはspdyのserver pushをヘビーに使ってる
- アプリのリアルタイム更新してる部分
- 前はwebsocketかhttp pipeliningで頑張ってた部分
- websocketもpipeliningもトレードオフがあり
- クライアント、サーバー、ネットワーク、全てのレベルで
- spdy(とserver push)はリアルタイム更新にとってかなり理想的なソリューション
- tcpコネクション1つでクライアントにどんどん送れる
- iSPDYのデザインゴール
- spdy投入はトントン拍子にいった
- node使ってるし node-spdyがある
- iSPDY作ったのは、node-spdy作った人(=Fedor Indutny)
- stud使って、tls termination
- node側には暗号化されてないspdyストリームが流れる
- ここでnode-spdy使う
- (補足)
- iSPDYはNPNをサポートしない。
- readme曰く、最新のOpenSSLをクライアントに同梱必須がネック、と
- アプリのバイナリサイズ肥大化、アプリ開発の複雑化
- 古いバージョンのvoxerアプリ、android版など別platform
- これまで通りhttpsで話す
- node-spdyがフォールバックしてくれる
- サーバー側のコードベースは、ほとんどいじらずに済んだ
山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』
「俺がこの数年でどんだけEXILEのバラードをカラオケで聴かされたか お前わかるか?」
- 地方で暮らす10〜30代くらいの人を登場人物にした短編小説集
- 脇役の「椎名」が全編に登場してる
- 短編集だがシリーズ物のようになり
- 同じ地域(と大阪、東京)が舞台になってる
- どれも面白く読んだが、最初のやつが一番面白い
- 須賀さんが最初に登場するくだりで吐くセリフが際立ってる
- 読後はこのセリフしか覚えてない
東京から地元に戻ってもう十年近い須賀さんは、刻々と廃れゆく町の景色に絶望仕切っている。彼は青山のギャラリーで仲間とグループ展をやったり、友だちとインディーズでCDを出した。古き良き九〇年代をしみじみと語る。そして私に、地方都市に戻ってきた文化系くずれの、肩身の狭さを切々と訴えた。
「俺がこの数年でどんだけEXILEのバラードをカラオケで聴かされたか お前わかるか?」(p.10)
- 90年代くらいに宮台真司が黒夢(の全盛期?)について「黒夢は東京では聴いてる人いない」と吸ってる空気が違う話をしてた
- たしか『宮台真司interviews』か
- 国道沿いには量販店・チェーン店、市内はシャッター通りという地方都市が今辿ってるプロセスについては、松原隆一郎『失われた景観』とかで、なるほどね、してた
その手の都心/地方のコントラストについてはその後コツコツと多少知識を得ていた
- けど、そこで暮らす人からみえる生活というのが、色眼鏡なしで書かれてるのを読みたいと思ってたので
- この本はちょうどよかった
- 最初はエッセイだと思って手にとったし
小説という形式をとってるけど、エッセイという形式で書いてくれた方がいい気がする
Jeff Croft「web標準が成功しhtml名人は用済みになった」
jeffcroft.com 2014.1.3のブログエントリ
- 2014.2.13追記。結び(diversify or die)を誤解してた
- 「html/cssが得意なだけでは飯が食えない」という周知の事実について
- 「名人」としての活動歴(書籍、登壇)のある人が現状について書いたエントリ
- 「あの名人はいま」風で面白く読んだ
以下斜め読んだ内容
- 2003年にJeffrey Zeldman「Designing With Web Standards」を出版した頃の話
- html/cssかくあるべし、と議論されてた
- レイアウトはtable要素でなくcssで
- 画像置換のテクニック。これはアクセシビリティを守るため
- semanticなマークアップ - などなど
- カンファレンスも何度もあった。本を書いた人もいたし、世界中ハンズオンして回る人もいた
- 後押ししたのは、zeldmanや賛同した企業がリードしたweb標準
- 自分(=jeff)らはhtml/cssの達人、でした
- web標準という運動があったんですよ
- こんな運動があったのはブラウザの挙動がバラバラだったから
- この運動のゴールは、各ブラウザがhtml/cssのspecに準拠すること
- 準拠して、マークアップする人たちの仕事の苦痛を無くすこと
- ブラウザがまともになった世界で起こったこと
- html/cssの達人であることの価値が激減
- html/cssの達人?
- そのスキルの大半は、各ブラウザの挙動の癖やややこしい仕組みで占められた
- その手のノウハウは今どうなった?
- 「そんなのもあったね」的な存在になったか、もうすぐそういう存在になる
- web標準が運動として成功する前からいた人たちは現在どうなった?
- スキルセットは多様に
- 多くの人はジョブチェンジ
- プログラマー、PM、クリエイティブディレクタ、事業主、etc.
- 今もhtml/cssの達人として働く人たちもまだいる
- html/cssの達人として働くことが快適なときも何年も続いたが、それも終わる
- 自分のスキルの賞味期限切れなので就職市場で丸腰感で味わってる人を個人的に何人も知ってる
- 「フロントエンドディベロッパー」という求人の面接で、backboneとかangularとかnodeのスキルが話題になる
- 「backboneとかは、ちょっと。プロダクトデザイナーがいいです」?
- プロダクトデザイナーになりたいのはいいけど、
- 「A List Apart」では学べないスキルを沢山身につけないといけないルートです
- html/cssのスキルでは面接にすらこぎつけない。事前確認で足切りされる
- web標準は運動として成功した
- この成功が「html/cssの達人である」ことの市場価値暴落につながった
- この事実にみんな目を向けるべき
- これで話はおしまい、では満足できない?
- 得意分野を増やせ。無理なら退場
p.s.
コメント欄
今年の目標
- リモート勤務
- 転職?
- 移住
- ハワイ、or 英語使える都市
- 年中暖かいとこ
- 子連れ、ペット連れに寛容な都市
- ハワイ、or 英語使える都市
- 会社つくってみる
- 副業はじめる
- 語学用の俺用アプリ作る
- 多読用
- 今や語彙も文法も怪しくなってるフランス語の記事を読む補助に