Jeff Croft「web標準が成功しhtml名人は用済みになった」
jeffcroft.com 2014.1.3のブログエントリ
- 2014.2.13追記。結び(diversify or die)を誤解してた
- 「html/cssが得意なだけでは飯が食えない」という周知の事実について
- 「名人」としての活動歴(書籍、登壇)のある人が現状について書いたエントリ
- 「あの名人はいま」風で面白く読んだ
以下斜め読んだ内容
- 2003年にJeffrey Zeldman「Designing With Web Standards」を出版した頃の話
- html/cssかくあるべし、と議論されてた
- レイアウトはtable要素でなくcssで
- 画像置換のテクニック。これはアクセシビリティを守るため
- semanticなマークアップ - などなど
- カンファレンスも何度もあった。本を書いた人もいたし、世界中ハンズオンして回る人もいた
- 後押ししたのは、zeldmanや賛同した企業がリードしたweb標準
- 自分(=jeff)らはhtml/cssの達人、でした
- web標準という運動があったんですよ
- こんな運動があったのはブラウザの挙動がバラバラだったから
- この運動のゴールは、各ブラウザがhtml/cssのspecに準拠すること
- 準拠して、マークアップする人たちの仕事の苦痛を無くすこと
- ブラウザがまともになった世界で起こったこと
- html/cssの達人であることの価値が激減
- html/cssの達人?
- そのスキルの大半は、各ブラウザの挙動の癖やややこしい仕組みで占められた
- その手のノウハウは今どうなった?
- 「そんなのもあったね」的な存在になったか、もうすぐそういう存在になる
- web標準が運動として成功する前からいた人たちは現在どうなった?
- スキルセットは多様に
- 多くの人はジョブチェンジ
- プログラマー、PM、クリエイティブディレクタ、事業主、etc.
- 今もhtml/cssの達人として働く人たちもまだいる
- html/cssの達人として働くことが快適なときも何年も続いたが、それも終わる
- 自分のスキルの賞味期限切れなので就職市場で丸腰感で味わってる人を個人的に何人も知ってる
- 「フロントエンドディベロッパー」という求人の面接で、backboneとかangularとかnodeのスキルが話題になる
- 「backboneとかは、ちょっと。プロダクトデザイナーがいいです」?
- プロダクトデザイナーになりたいのはいいけど、
- 「A List Apart」では学べないスキルを沢山身につけないといけないルートです
- html/cssのスキルでは面接にすらこぎつけない。事前確認で足切りされる
- web標準は運動として成功した
- この成功が「html/cssの達人である」ことの市場価値暴落につながった
- この事実にみんな目を向けるべき
- これで話はおしまい、では満足できない?
- 得意分野を増やせ。無理なら退場
p.s.
コメント欄
今年の目標
- リモート勤務
- 転職?
- 移住
- ハワイ、or 英語使える都市
- 年中暖かいとこ
- 子連れ、ペット連れに寛容な都市
- ハワイ、or 英語使える都市
- 会社つくってみる
- 副業はじめる
- 語学用の俺用アプリ作る
- 多読用
- 今や語彙も文法も怪しくなってるフランス語の記事を読む補助に
js経由でcss keyframeアニメーションを使う
- jeremy kahnはこれをcssプリレンダリングと命名してる
- 命名としてわかりにくい
- 「CSSのアニメーションのパフォーマンスについて、長きに渡り研究を重ねて来たJeremy Kahnがたどり着いた一つの解答。CSSプリレンダリングと名付けた手法について詳しく解説。」と書かれてるのを読んでもよくわからなかったのでメモ
- 割とシンプルな話
jeremyの記事
- 60 FPS or Bust: Dynamically Prerendering CSS Animations - Jeremy Kahn's Dev Blog
- 書いてる内容
- requestanimationframeは関係ない
- jsライブラリRekapiを使って色々楽をする
- style生成
- polyfill
やってること
cssのkeyframeアニメーションやるならこんなスタイルを書く。
.stylie { -moz-animation-name: stylie-transform-keyframes; -moz-animation-duration: 2000ms; -moz-animation-delay: 0ms; -moz-animation-fill-mode: forwards; -moz-animation-iteration-count: infinite; -ms-animation-name: stylie-transform-keyframes; -ms-animation-duration: 2000ms; -ms-animation-delay: 0ms; -ms-animation-fill-mode: forwards; -ms-animation-iteration-count: infinite; -o-animation-name: stylie-transform-keyframes; -o-animation-duration: 2000ms; -o-animation-delay: 0ms; -o-animation-fill-mode: forwards; -o-animation-iteration-count: infinite; -webkit-animation-name: stylie-transform-keyframes; -webkit-animation-duration: 2000ms; -webkit-animation-delay: 0ms; -webkit-animation-fill-mode: forwards; -webkit-animation-iteration-count: infinite; animation-name: stylie-transform-keyframes; animation-duration: 2000ms; animation-delay: 0ms; animation-fill-mode: forwards; animation-iteration-count: infinite; } @-moz-keyframes stylie-transform-keyframes { 0% {-moz-transform:translateX(0px) translateY(0px);} 100% {-moz-transform:translateX(400px) translateY(0px);} } @-ms-keyframes stylie-transform-keyframes { 0% {-ms-transform:translateX(0px) translateY(0px);} 100% {-ms-transform:translateX(400px) translateY(0px);} } @-o-keyframes stylie-transform-keyframes { 0% {-o-transform:translateX(0px) translateY(0px);} 100% {-o-transform:translateX(400px) translateY(0px);} } @-webkit-keyframes stylie-transform-keyframes { 0% {-webkit-transform:translateX(0px) translateY(0px);} 100% {-webkit-transform:translateX(400px) translateY(0px);} } @keyframes stylie-transform-keyframes { 0% {transform:translateX(0px) translateY(0px);} 100% {transform:translateX(400px) translateY(0px);} }
スタイルのリストを生成する手間を軽減するのがrekapi
-
- Rekapi - A keyframe animation library for the web
- polyfillにもなってる
- keyframeアニメーション非サポートブラウザ向けにはピュアjsアニメーションを用意してくれる。
ソーシャルプラグインのlazyload
- 調べたり試したことのまとめ
- とりあえずfb,twitter,g+だけ
- コピペ用コード並べた
やりたいこと
- 画像でみかける遅延読み込み、オンデマンドでの読み込み
- それをlikeboxとか、tweetボタンとかでもやりたい
- techcrunchのトップとかでやってるあれ
- mashableのトップは全然違う
- layzyload関係ない
- あれはサーバ側であらかじめページにボタンを埋め込んでる
- だからtweet数とかlike数とかの数値がかなりずれる
- 割り切り型の手法
- そもそもfb/tw/g+へhttpリクエスト出さない
- CDNもつかって速さに挑戦してる
- 「この辺までスクロールしたら表示」とか「カーソルこの辺まで来たらロード」ロードとか
- 出来るだけhttpリクエストを減らす、というより、小出しにしたい
- 初回ページロードだけでなく、ajaxとかpjaxにも対応
##ライブラリはあるにはあるが。。。
Socialite.js
- 機能が足りない感じ
- ボタンだけとか
- ソーシャルプラグイン側の仕様にがっつり追従できるのか、不安
- 実際`socialite.js`は最近開発されてない
- プラグインのSDK
##ライブラリ(SDK)の読み込み
- とりあえず何度も読みに行かない
plusone.js
、`widgets.js`、`all.js`を何度もリクエストしないFB
、twttr
、gapi
オブジェクトの有無を判定すればOK
# jQuery + coffeescriptで # twitter if !twttr? jQuery.getScript "//platform.twitter.com/widgets.js" else console.log "OK" # facebook if !FB? jQuery.getScript "//connect.facebook.net/ja_JP/all.js" else console.log "OK" # google+ if !gapi? jQuery.getScript "//connect.facebook.net/ja_JP/all.js" else console.log "OK"
プラグラインの初期化
- SDKが入ったjsを読み込んだ後の話
- 初期化?
- 初期化の設定でプラグインのロード(レンダリング)だけはオフにしたい
- facebook、google+はAPIがサポートしてるのでシンプルにできる
- fb
xfbml:false
をFB.init({..option.})
のオプションに指定
- G+
parsetags:"explicit"
をwindow.___gcfg
プロパティにセット
- fb
- twitterはアカン
widgets.js
読み込みおわったらページ内の全てのソーシャルプラグインのレンダリングが始まる- developer toolsのnetworkタブは凄いことに
- 引数無しの
twttr.widgets.load()
が必ず走ってしまう - ページ全体の全てのplaceholder(=プラグイン埋め込み予定地)でプラグインのロードが始まる
- twitterはアカンが回避方法は一応。。
- 初期化のタイミングは気にしとく
- SDKを非同期読み込みするから
FB
オブジェクトがないのにFB.init()
とかやってしまわない- とはいえ気にしないといけないのはfacebookだけ
- facebook sdkもそんなに大変じゃない
window.fbAsyncInit= fucntion(){....}
の....
でFB.init(...)
書く- こう書けば安全に
FB.init()
できる
# g+ window.___gcfg = parsetags:"explicit" # レンダリング=手動に lang:"ja" # ローカライズ #facebook window.fbAsyncInit = -> FB.init( xfbml:false ) # g+の___gcfgプロパティに設定できるオプションの話 # https://developers.google.com/+/web/+1button/?hl=ja # # FB.init(options)のoptions一覧はここ # https://developers.facebook.com/docs/reference/javascript/FB.init/
twitter sdk読み込み直後の自動レンダリングを回避する
- g+やfbのと違って一手間必要
twttr.widegets.load(arg)
はこんな動きtwttr.widgets.load()
はプレースホルダがなければ空振りする- プレースホルダーかの条件
- a要素か、blockquote要素
- それぞれ決まったclass名がついてる
//cssセレクタで書くとこんな感じ "a.twitter-share-button" "a.twitter-mention-button" "a.twitter-hashtag-button" "a.twitter-follow-button" "a.twitter-timeline" "blockquote.twitter-tweet" /* http://platform.twitter.com/widgets.js の後ろのほうに書いてある */
引数なし、ありを比較するとこんな感じ
# プラグインをロードする箇所を明示してる場合 twttr.widgets.load document.getElementById(".share")[0] # twttr.widgets.load()ただするだけだとこんな感じになる selector = "a.twitter-share-button" selector += ",a.twitter-mention-button" selector += ",a.twitter-hashtag-button" selector += ",a.twitter-follow-button" selector += ",a.twitter-timeline" selector += ",blockquote.twitter-tweet" jQuery(selector).each -> twttr.widgets.load @
- プレーホルダーとして検出されないようにするやり方1
- スニペットをちょっとだけ直す(class名かえとく)
<!--スニペットで、twitter-tweetになってるとこを、no-twitter-tweetにしといて、.load()する直前にclass名かえとく--> <blockquote class="no-twitter-tweet"> <p>なんでや! 家入さん無関係やろ! RT <a href="https://twitter.com/fukuyuki">@fukuyuki</a>: 今回のロリポップの大量ハッキング騒動で最も特筆するべきことは、この騒動の中、創業者である家入さんは「ネットも電気もお金もない砂漠の真ん中で一週間生活する」というバーニングマンというイベントに参加していたことだと思う。</p> ― やまもといちろう (@kirik) <a href="https://twitter.com/kirik/statuses/373370555464183808">August 30, 2013</a> </blockquote>
- その2
- ボタンをオンザフライで生成するメソッドを使う
twttr.widgets.createShareButton()
とか
//.share内部にボタンが挿入される twttr.widgets.createShareButton( "http://hatena.ne.jp" document.getElementById(".share")[0] -> console.log "buttonできた" return count:"horizontal" text:"Hatena" lang:"ja" )
オンデマンドでプラグインをロード
- sdkロード、sdk初期化が終わったあとの話
- スクロールしたタイミング
- ajaxやら、history api経由とかコンテンツ持って来たあととか
- ここからはfacebook,g+,twitterはだいたい同じ
- ロード用のメソッドにプレースホルダーのdomノード渡すだけ
### 引数に渡すdomノードは placeholderそのものじゃなくて placeholderの親要素でok ### jQuery(.social).each -> #g+ gapi.plusone.go @ #twitter twttr.widgets.load @ #facebook FB.XFBML.parse @
- あとはイベント発火のタイミングとかであれこれ指定したらいい
「フレンチ・レズビアンたちの本音」(エル・ジャポン7月号)
特に印象に残った箇所
「視線からすべては始まる。問題は、男性が第一歩を踏み出すものという異性愛者のメンタリティーのなかで育てられたから、ふたりのうちどちらが動くまで、感情を抑えなくちゃならないこと」とベアトリスは説明する。
- ユニークな状況に置かれてる人たちの内省がこなれた言葉に落とし込まれてるのを読むのは楽しい
- 「視線からすべては始まる」というフレーズがスッと出てくる感じ
- フェミニストだとこうはいかない
- コミットしてる主義主張にがんじがらめのフレーズしか出てこないから
- 「視線からすべては始まる」というフレーズがスッと出てくる感じ
- 記事自体はelle本家ウェブサイト上でのチャットでの議論をベースにしてる
- 同族嫌悪的な話題、権利云々の話とかも当然ある
- が他所でも読める話なので印象には残らなかった
- 【ELLE】エル・ジャポン7月号|エル・オンライン
- 「elle」と「marie claire」をずっと読んでると、ブロガーが雑誌に登場するプレーヤーの1人としてどんどん役割を与えられていく(どんどん大きくなることはあり得ないが)流れがどんどんくっきりしてくのが面白い
- パリコレとかの呼ばれてファッションスナップにもたまに登場し始めたのが3-4年前くらいだと思ったが、その頃と比べるとプレゼンスが増してる
- 「vogue」はテキスト成分が圧倒的に少ないのでそういう変化を感じないが
- この辺を分析してる記事とか本読みたい
- 「elle」と「marie claire」をずっと読んでると、ブロガーが雑誌に登場するプレーヤーの1人としてどんどん役割を与えられていく(どんどん大きくなることはあり得ないが)流れがどんどんくっきりしてくのが面白い
思い出した話
- ちょっと前、並木橋のスーパーで買い物したときのこと。
- スーパーに女性二人組がエスカレータで上ってきたとき、ちょうど自分は買い物を終えて下りエスカレーターで彼女らとすれ違った
- エレベータは二人並べない狭いやつなので前後した上ってきた
- 上に立つ女性は下の段の子の方を向いてるので表情はわからない
- 下側の子は上の子に向けて嬉しさに溢れた視線を向けてて、いい顔してるな、と思って通り過ぎた
- と同時になんか妙な違和感を感じたが、その場でわからなかった
- 店を出て数分経ってから「カップルか」と納得した
思い出した動画
- vocal参加してるMary Lanbertの所が好き
- 「And I can't change, Even if I tried, Even if I wanted to...」と力強く唄う箇所
- PVが歌詞の世界観を忠実に表現してるので見ればどんな曲かはわかるかと
- id:TomoMachiさんがざっくり歌詞を訳してる
Open Web Platform Daily DigestのRSS
便利だが。。。
野良rss
http://webplatformdaily-org.ap01.aws.af.cm/feed
- 冒頭の所は削って、日付入ってるとこだけにしてる
- かなり適当
- appfog使ってみた
- appfogはdashboardだけ超重い
- herokuにしようかと思ったが見送った
- /usr/bin/heroku以外にheroku toolbelt入れるやり方がすぐに分からなかった
- 「 brew install heroku-toolbelt」はしてみて「$HOME/homebrew/bin/heroku」になってるが、公式配布のものと同じ挙動してくれるのか(警告とか肝心なときに出たりしないか)把握できなかったのでパス
- cronはnode-cron。
- 1日1回.mdファイル読みに行ってる
- 調べたら有るのかもしれないが、appfogにheroku shceduler相当のものがあるかわからかった
- コマンドラインツール「af」も「af login」「af push」「af update」しか使ってない
- markdownパーサはnode-markdown
- markdown(npm install markdown)は使わなかた
- なぜか今回パースしたいmdファイルでうまく動かなかった
- rss生成はnode-rss
- validationサービス通るrss作ってくれて手軽
公式rss
- そのうちできるよ。とのこと
- simevidas/webplatformdaily-site · GitHub
Pat Shaughnessy「rubymotionクリエータに一問一答(前編)」
rubysource 2012.2.13のエントリ
RubySource | Getting To Know RubyMotion With Laurent SansonettiRubySource
- id:naoyaさんのエントリ経由で知った
- 長編で二部構成になってる
- プルリクエストもらえそうなビルドシステム(rubyで書いた)だけオープンソース
- プリリクエスト期待薄だと実体験が教えるコンパイラとランタイムはクローズドにし、プロジェクトの資金にもなってる、とか
- それぞれ違う理由でrubymotionからrequireとevalを削ったこととか、
以下斜め読んだ内容
はじめに
- 2012.4以来rubyコミュニティの心を掴んだrubymotion
- 初めてiosプラットフォームでrubyで書けるようになった
- 古式ゆかしいobjective-cもxcodeも一から勉強しなくてよくなった
- rubyとコマンドラインツールがそれに取って代わった
- インタビュー前編;ベーシック
- インタビュー後編:テクニカル
初のrubymotionカンファレンス
- Q:RubyMotion#INSPECT2013の話から
- A:
- リリース後半年したら閃いた。rubymotion小規模イベント
- 最近bubbleconfにスピーカとして呼ばれたので話をしてきた
- 動画ある
- スタートアップ向けカンファレンス
- rubymotion立ち上げる前に自分が抱いた恐れや不安とかをしゃべってきた
- Nihn Buiがオーガナイザ。周りに助けられた切り盛りしてた。
- 俺もやってみたい、となった
- Q:カンファレンス立ち上げるなんて大変そう
- A:
- Nihnほど大掛かりじゃないし
- 150人くらいの規模でよかった
- はじめはrubymotionユーザの多いアメリカでやろうかと思ってた
- 最初のカンファレンスは自分に特別なものとなるはず、と色々考えた
- ホーム(=ベルギー)でやることにした
- Q:なんでベルギー開催?
- A:
- 負担がより少ない
- できるだけ小さくやりたかった
- 顔を見ながら話したりハックできる場所にしたかった
- カネ目当てじゃない。今回は赤字になるはず
- 楽しむために、rubymotionの宣伝のためにやる
- 実はミニツアー付きカンファレンス
- チョコレート工場とビール工場見学ツアー。Brusselsらしいもの
- スピーカの数のリストは大きくなった。が、持ち時間は30分。間の時間もゆったり取った
- 会場は1つだけ。全員そこで登壇
- rubymotionコミュで有名なスピーカーもいる
- 37signalsのNick Quaranto
- HerokuのMatt Thompson
- 知名度高くないがrubymotionコミュで凄い仕事してる人たちもスピーカに参加してくれてる
- いいカンファレンスになるはず
rubymotionのはじまり
- Q:Appleで働いてたらしいけど
- A:
- Q:rubymotionのスタッフ
- A:
そもそもrubymotionとは
- Q:rubymotionnとは。。。
- A:
- 要は、rubyでios開発するためのツールチェーン
- objective-cランタイム上のruby実装
- iosコアフレームワークの上に構築
- rubymotionのobject model実装
- objectvie-cランタイムを使ってる
- 例えばrubymotionでエンジニアがクラス、オブジェクト、メソッドを作ったとする
- そのときに実際にはobjective-cのオブジェクト、クラス、メソッドを触ってる
- rubyからのブリッジとかミドルウェアは存在しない
- エンジニアは全てのios apiにダイレクトにアクセスしてる
- Q:objective-cでの開発と全く同じシステムを使ってる?
- A:
- YES
- objective-cランタイムは実際には、小規模なcライブラリ
- ios開発者は自由にこのライブラリを利用できる
- rubymotionで自分がやってることはまさにそれ
- rubymotionアプリは、objective-cアプリと同じ流儀でランタイムAPIを叩く
- rubymotionではiosのcoreframeworksを使ってネイティブのクラスを実装してる
- 例えばrubymotionのStringクラス
- FoundationフレームワークのNSMutableStringのサブクラスとして実装されてる
- Stringクラスは普段rubyを書いてるのと同じ感覚。違いはほぼゼロ
- rubymotionが裏側でobjective-cでstringを操作してるのと同じ状態を作ってる
- どういうことか
- 例えばrubyでstringを作る。
- このstringがobjective-c apiに渡される。変換とか挟まない
- rubymotionのオブジェクトモデルでは、objective-cのランタイムを使う
- rubymotionのクラス実装にはFoundationフレームワークを使う
- Q:
- rubyのString#upcaseに相当するものがobjective-cには無い
- 実装しないといけなかったはず
- A:
- Q:それ以外のrubymotionの構成要素
- A:
- Q:デバイスのobjective-cランタイム上でrubymotionランタイムが走る?
- A:
- YES
- オブジェクトモデルはobjective-cランタイム使う
- rubymotionランタイムがある。1MBくらい。静的にリンクされる
- rubymotionのランタイムではネイティブにあるクラスだけでなく、ネイティブにない機能も実装した
- 例1.objective-cには、mixinという概念がない
- 実装した
- 例2。あるクラスへインスタンス変数を動的にセットすることがobjective-cではできない
- そのためにworkaround入れた
rubymotion v.s. MRI
- Q:rubymotionがベースにしてるrubyのバージョン
- A:
- Q:rubyエンジニアがrubymotion始めるにあたり、気を付けるべき違いは?
- A:まずrequireが無い
- Q:じゃあrubymotionでのライブラリの読み込み方法は?
- A:
- rubymotionでは静的にコンパイルされる
- コンパイル時に必要なファイルをコンパイラに伝える必要がある
- ランタイム時にモジュール読込むとかしない
- Q:cで言うinclude、あるいはMakefileみたいな話し
- A:
- YES
- 最近ビルドシステムはどんどん賢くなってる
- rubymotionでは新規プロジェクト作ると「app.」ディレクトリができる
- 「.app」以下にrbファイル作ってく
- 作法としては、1クラス1ファイルがオススメ
- ビルドシステムは.app以下の全てのrbファイルを読込んで、依存関係を調べる
- 例。クラスFooが定義されたファイル、クラスBarが定義されたファイル、BarはFooを継承してる、とする
- ビルドシステムは継承関係検知して、FooをコンパイルしてからBarをコンパイルする
- ランタイム上ではクラスFooがクラスBarより先に生成される
- こんなわけで通常はrequireがいらない
- Q:依存関係の検知は全自動?
- A:
- やらなかったこと
- コンパイラへのヒント的なものとしてrequireを実装する
- こういう選択肢はあり得たがやらなかった。筋悪いと思う
- そもそもrequireはKernelクラスのメソッド。引数渡して使うもの
- requireはキーワードじゃないし、基本型扱いする必要がない
- requireには定義済みのstringを渡すことができる
- こんなrequireの挙動にrubymotionのコンパイラは対処しないといけない
- この手のエッジケースに対応するのはいい考えだと思わない
- rubymotionのビルドシステムはコードをパースし依存関係を検知しようとする
- rubymotionでrequire使うと例外がスローされる
- requireを別にすれば、rubyとrubymotionの違いはとても小さい
- あとevalも無い
- evalサポートはインタプリタ同梱するのと同じ
- インタプリタ同梱のアプリをリリースすることにつながる
- やらなかったこと
- Q:インタプリタ同梱はapple的にNGでは?
- A:
- Q:evalを外すことでrubymotionは大丈夫ですとappleに伝えてる、と
- A:
- あと、ハードウェア性能は低いので、ランタイム時にコードをevalするのはいい考えだと思わない
- Q:Kernel#eval以外、instance_evalとかclass_evalとかは?
- A:
- サポートしてる。それ以外のeval系メソッドは動く、はず
- メタプログラミングに使われる類のものは全部いける
- Q:requireとevalがないだけであとはMRIと同じ?
- A:
- まとめるとこんな感じ
- require無し。ビルドシステムあるから
- evalは動かない
- Proc#bindingは削除された
- FixnumとFloatでは、演算子オーバーライドできない
- まとめるとこんな感じ
rubymotinはオープンソースでない件
- Q:rubymotionはオープンソース?プロプライエタリ?
- Q:rubymotionがお客に提供できるコア技術はコンパイラ?
- A;
- Q:rubymotionはrailsのようにはいかない。サクっと直したり機能足したりとかできる領域じゃない、と
- A:
- Q:この仕組みでやりたいことを自分のペースでやれてる、と
- A:YES。というか、自分にはこれが唯一のやり方だった
今後
- Q:rubymotionの今後
- A:
- いいにくい部分
- rubymotionは急速に成長してる
- リリースしてから8ヶ月しか経ってない
- 現時点で、色々な選択肢が見えてきた。重要な機能追加、等々
- リソースは有限。決めて行かないといけない
- ツールチェーンの改善。これは多分今後やると言えそうなこと。
- コマンドラインベースしかない。これで大抵のユーザは使えてる
- IDEラブな人たちもいる。いまJetBrainsと一緒に仕事してる
- RubyMineのrubymotionサポートは良い感じになってる
- RubyMIne内部でrubymotionのデバッグができる
- このまま一緒に仕事続けたら、rubymotionユーザのためのIDEが作れるかも、と思ってる
- ios以外のプラットフォームもサポートしてほしいというリクエストは沢山もらってる
後編